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2018/10難思の弘誓は難度海を度する大船、無碍の光明は無明の闇を破する恵日なり
このたび九月より茨木別院輪番として赴任してまいりました。本山の宗務行政には少々関わっては来ましたが、別院の経験は全くなく、今日まで何もわからないままほぼ二ヶ月を過ごしてまいりました。日を追うごとにその様子が徐々にわかってきまして、責任の重大さと先行きの不安が去来し大きな重荷を背負ったなと感じているところであります。 過日、盛大な歓送迎会を催していただき、藤岡前輪番ともども出席させていただきました。80有余名のご参加の方々から数々の励ましのお言葉をいただき、恐縮すると同時にそれに応えていかねばならないと決意を新たにさせていただきました。誠に未経験で浅学非才の私ではありますが、今後は関係各位の皆さま方に、前輪番にも増してご鞭撻ご教示をいただき、この大役が全うできますようお育てをいただきますことを心からお願い申し上げます。

「難思の弘誓は難度海を度する大船、無碍の光明は無明の闇を破する恵日なり」と『教行信証』の総序にお示しくださっています。

昨今の茨木別院には、大阪北部地震で受けた災害の復興という課題、別院ご門徒や地域の方々にどのようにして本願念仏のみ教えをお伝えするのかという課題、別院の運営面での課題、更には大谷学園の設備整備を子どもが育つ環境にしていくための課題、保育を真宗保育の願に応えられるような中身にしていく課題、数えてみれば課題は山ほどあることがわかってまいりました。これらの課題に一つひとつ取り組んでいきますには、苦心と苦悩をかかえながら歩んでいかなければならないと覚悟しているところであります。まさに「難度海」であろうと思います。しかし仏さまは弘誓の大船をお回しくださり、この苦悩の闇を破る光明をずっとずっと見捨てずに照らしつづけてくださるのです。私がこれらの多くの課題を背負って歩むとき、苦心し苦悩することに埋没しつつ、それが無明の闇であったと目を醒ましていただくまで聞法に精進することであると思い至っているところであります。 南無阿弥陀佛(輪番)

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