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2017/1念仏相続
新年あけましておめでとうございます。崇敬ご寺院様並びにご門徒の皆様方には、旧年中は何かとご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。本年も何卒、よろしくお願い申し上げます。

昨年、本山における御正忌報恩講に先立って、「真宗本廟両堂等御修復完了奉告法要」が厳修されました。この法要は、宗祖親鸞聖人七五〇回御遠忌の特別記念事業として十二年間に渡り、「御影堂・阿弥陀堂・御影堂門」のご修復の完遂を奉告し、賑々しくお勤めされました。ここには、全国のご門徒の皆さま、また寺院・教会の甚大なるご尽力のもと、今ここに「念仏相続」してくださった先達の深い願いが込められているのである。
私もオープニング事業である「仏教讃歌」において、懐かしい合唱団のOB仲間と共に、合唱させていただき、感無量の想いでありました。また阿弥陀堂の参詣においては内陣の漆金箔によるその荘厳さに、まさにあらゆる世界を照らす「無垢荘厳光」(『願生偈』)なる「浄土のはたらき」を感じずにはおられませんでした。ここに親鸞聖人が顕かにしてくださった「本願念仏の教え」を確かめていかなければと、心を新たに決意させていただいた法要となりました。
そして、2023年にお迎えする「宗祖親鸞聖人御誕生八百五十年・立教開宗八百年」に向けて、新たな歩みが始まっている。今回の御修復が、「念仏相続」への大きな意義を成し、「同朋会運動」の真の歩みが深まることが願われているのである。南無阿弥陀佛(輪番)

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