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教えに触れる

輪番の一言

慶讃法要

二〇二三年三月。いよいよ慶讃法要が本山で厳修されます。親鸞聖人がこの日本にお生まれになって八百五十年、人が生きていくよりどころとなる宗(本願)と体(仏の名号)を顕かにされて八百年になります。

親鸞聖人は、その九十年の御一生を尽くして、釈尊が明らかにされた浄土という世界とそこに生きる人々の本当の姿を願われ、正信偈や御和讃などを著されました。
『教行信証』の真佛土巻には、次のように記されています。

謹んで真仏土を案ずれば、仏はすなわち不可思議光如来、土はまたこれ無量光明土なり。しかれば、すなわち大悲の誓願に酬報するがゆえに、真の報仏土と曰うなり。(『真宗聖典』 三〇〇頁)

私たちは、いのちには限りがあると感じています。また、他者と比べて自分自身の価値を疑う心があります。そこに孤独感や悲しさを感じるのです。本当にそうなのでしょうか。病気や死から逃れ、長生きをし、他者よりも優れたものにならなければ幸せではないのでしょうか。

二千五百年前の釈尊も、八百五十年前の親鸞聖人もそうではありませんでした。
自分の生き方がはっきりしていました。戦争や飢餓によって世の中が荒れ、民衆が苦しんでいた時であっても、疲れることなく、歩みつづけられました。何故そのようないのちを生きることができたのでしょうか。

南無阿弥陀仏というまことの言葉に出遇って真実を生きる身となったからです。
南無阿弥陀仏は、無量のいのちに目覚めてくれとはたらく智慧の光明です。その自覚に導く本願の世界です。この光に出遇い、本願に触れたとき、私のいのちは一変します。

慶讃法要を機縁として、親鸞聖人の御徳を讃嘆し、私が人と生まれたことの意味を明らかにしていきたいと願います。 南無阿弥陀仏(文責 輪番)

親鸞聖人御命日・婦人会例会

次回予定 6月28日(水)午後1時半より

毎月28日の親鸞聖人の御命日に茨木別院会館を会場として婦人会を開催しています。
茨木別院輪番が講師としてお話しています。
毎月異なるテーマでお話していますので途中からでも気軽にご参加いただけます。
みなさんのご参加お待ちしております。

教如上人御命日・同朋会

生まれた意義と生きる喜びを見つけよう

茨木別院創建の教如上人の御命日を機縁とし同朋会を開いています。
人の身を受けた意義とはなんでしょうか。
人生の本当の喜びとはなんでしょうか。
宗祖親鸞聖人が顕かにされた本願念仏のみ教えに、宗祖に連なりみ教えを大切に頂かれた蓮如上人をはじめとする先人先達のお言葉に、共に訪ね聞いていきましょう。
どなたでも参加いただけます。
有縁の方々のご来院をお待ちしております。
【参加無料】

■日 程:毎月5日・午後1時30分から午後3時ごろまで(予定)
     ※1月5日は休会
■ところ:茨木別院会館1階仏間
■持ち物:念 珠・『真宗大谷派勤行集(赤本)』お持ちでない方には貸出しいたします。
■講 師:加藤 恵 氏(茨木市・教圓寺住職)

次回予定 6月5日(月)午後1時半より

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