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教えに触れる

輪番の一言

「好奇心」

霊長類といいますが、生物学的観点から見れば、サルも人も同じ種に属すると言われています。

その中でチンパンジーが人間に最も近いサルの仲間(種)になります。人間に一番近いチンパンジーと人間との決定的な違いがあるのは、子育ての期間がチンパンジーは短くて、人間の子育ては非常に長い期間が必要だということです。チンパンジーは生まれてすぐに歩けるし、親サルと同じ行動がすぐに出来るようになります。

人間の赤ちゃんは歩きだしたり、ことばが出るようになるには、ほぼ一年以上かかります。チンパンジーの寿命はほぼ50年だそうですが、こどもが生める体に成長するのは10年だそうです。人間の体はそうはいきません。人間の赤ちゃんは子どもの期間がかなり長くなります。人間はもともとサルの仲間ですが、長い間の自然への順応と進化の結果そのようになったのだと思います。注目すべきは、チンパンジーは短い子どもの期間、親ザルや群れに囲まれ自然の中で戯れ(遊び)ながら短い子どもの時期を過ごして一人前のチンパンジーに成長するのです。

さて、この話で大切な教訓があります。チンパンジーよりもずっと長い人間の子どもの時期をどう過ごさせるのかということであります。昔のことわざに「七歳までは神の子」というのがあるそうです。
このことわざは七五三にまつわることわざだそうですが、私の保育の恩師である先生が、「八歳までは神(大自然)の子」と言いかえて私に保育の話をしてくださったことを思い出します。八歳は昔の八歳で今は六歳のことです。つまり小学校へ入学する前、幼児教育の時期と一致します。この時期は大自然に育てられる時期で、自由に遊ぶことを主体に置き、自由奔放に遊ぶことを中心に、不自由さや制約を与えない遊びが必要な時期なのです。

ある発達心理学の先生は、それは六歳ではなくてむしろ八歳なんだとおっしゃいました。小学校二年生までは遊びを主体に置いた日常が子どもの正常な育ちには必要だとおっしゃっていました。つまり、発達心理学では小学校一年生から教科授業をするのはまだ早いのだともいっておられました。チンパンジーが赤ちゃんもしくはこどもの時期を大自然の育み(はぐくみ)の中で育っていくように、人間の赤ちゃんも少なく見ても六歳までは神(大自然)の子として育てなければいけないとその時思いました。

この度 吉野 彰さんがノーベル化学賞を受賞されることになりました。インタビューの中で何度もおっしゃったことは、「好奇心」というワードです。好奇心なるものは、教えるという営み、あるいは遊びを強制するような場面で養われるものではありません。もちろん遊びの環境や場は大人(もしくは保育者)が準備するものですが、その中で子どもがたくましい創造力を発揮し、できるだけ制約のないところで、自らが主体的に遊ぶことで、数えきれないほどそこに散らばっている面白いことに子どもの好奇心が増幅されることによって好奇心というものは養われていくものであります。

もしあなたのお子さんに好奇心やそれを支える興味や関心を身につけさせてやりたいとお思いなら、子どもにとって本当に面白い遊びを主体に置いた日常を過ごさせてあげることが一番大切だと思います。 そんな時、いつも耳にするのは「どうして遊ばせていいのかわかりません」です。そんなのは子育て放棄というものです。もし保育者でありながら「どうしてそのような保育をしていいのかわかりません」というのは保育放棄です。

「どうして」という部分に最大の努力を傾注しなくては、結局は子どもの育ちを阻害してしまっていることになるのではないでしょうか。 南無阿弥陀佛(輪番)

11月の一言
「世のなか安穏なれ 仏法ひろまれ」
またしても日本は大災害にみまわれました。ごく最近では昨年の台風二十一号、今年の台風九号。そして今回の台風十九号は暴風よりも豪雨被害が甚大でありました…。
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10月の一言
「わがこころよければ 往生すべしとおもうべからず」
十年余り前のことですが、私の町内では六十五歳で老人クラブに入会することになっていて、私も早速入会して今日までずっと会員としてお世話になっています…。
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親鸞聖人御命日・婦人会例会

次回開催予定
11月28日(木)午後1時半より

教如上人御命日・同朋会

生まれた意義と生きる喜びを見つけよう

茨木別院創建の教如上人の御命日を機縁とし同朋会を開いています。
人の身を受けた意義とはなんでしょうか。
人生の本当の喜びとはなんでしょうか。
宗祖親鸞聖人が顕かにされた本願念仏のみ教えに、宗祖に連なりみ教えを大切に頂かれた蓮如上人をはじめとする先人先達のお言葉に、共に訪ね聞いていきましょう。
どなたでも参加いただけます。
有縁の方々のご来院をお待ちしております。
【参加無料】

■日 程:毎月5日・午後1時30分から午後3時ごろまで(予定)
     ※1月5日は休会
■ところ:茨木別院会館1階仏間
■持ち物:念 珠・『真宗大谷派勤行集(赤本)』お持ちでない方には貸出しいたします。
■講 師:加藤 恵 氏(茨木市・教圓寺住職)

次回開催予定  12月5日(木)午後1時半より

みほとけの歌の会

“みほとけの歌の会は、茨木別院の本堂並びに会館を練習場所にお借りして皆様と真宗の教えに触れながら、唱歌や仏教讃歌に歌謡曲など色々な歌に挑戦し、北端盛子先生と共に楽しく練習しています。
またみほとけの歌の会の会員には、ご門徒様だけでなく一般の方々にも広く呼びかけて、参加いただいております。
是非お友達をお誘いの上、気軽にご参加下さいますようお願いします。
興味をお持ちの方は一度見学にいらしてください、大歓迎です。“

※毎年報恩講の音楽法要で合唱しております、ご一緒に歌いましょう。
お問い合わせ先 茨木別院 TEL:072-622-2903
練習は毎月第2月曜日の午後1時半より2時間(1月はお休み)
会費(4月~9月) ¥5,000
会費(10月~3月) ¥5,000(懇志含み)
2019年度の
練習予定日
1月 お休み
2月11日
3月4日
4月8日
5月13日
6月10日
7月8日
8月 お休み
9月2日
10月14日
11月11日
12月9日

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