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教えに触れる

輪番の一言

「意」の保育(前号からのつづき)

前号で私が提唱する「意の保育」について、ドイツの研修で学び取ってきたことをお話しいたしました。
つまり「意」とは、何度も申し上げている通り「主体性」であり「意欲」であり「やる気」であり「積極性」をその内容とします。この「意」を今の時代にことさら問題にしなくてはならないと思えるのは、今のこどもに蔓延している「主体性」に欠ける、「意欲」に欠ける、「やる気」に欠ける、「積極性」に欠ける実態であります。一時期よく言われた言葉に「指示待ち人間」とか「言われたことしかできない」ということがあります。この実態は今も延々と続いています。

 さて、その「意」とは本来人間としてこの世に生を受けた以上、間違いなくどの子どもさんにも備わっているものであります。強弱の差はあってもすべてのお子さんに間違いなく備わって生まれてきているのです。

それなのになぜ今の時点で「欠け」ているのか?ここが問題なのです。「意」なるものがせっかく身に備わっているにもかかわらず、なぜ本領を発揮してくれず「欠け」ているのか。その原因はここにあります。それは何号か前のこの誌面で述べたことでありますが、戦後欧米の新しい教育システムを取り入れて学力競争の時代になりました。日本の親は「少なく生んで賢く育てる」の風潮に走りました。その結果、親の願いを実現させるため、子どもに過大な期待をかけるようになり、子どもの思いに配慮しないようないろんな要求を子どもに押し付けるような風潮になってしまいました。加えて少なく生んだ数少ない子どもでありますので、必要以上に過保護・過干渉になってしまいました。

これをシャワーのごとく浴びせられた子どもの側は、過重なストレス(雲霧)のようなものを蓄積していくことになったと分析できます。このストレスなるものが、折角どの子も持ち合わせている「意」の周りを何重にも包み隠して、折角の大切な「意」を雲霧のごとく覆い隠して表に現れ出ないような構造になっているのです。

 そこで次のような解決策が導き出されるのです。幼児教育の使命はこの雲霧を取り去ってあげることです。園の保育や家庭での子育ての現場は、何としてもこの雲霧を取り去ってあげることに力を尽くすべきなのであります。その結果として雲霧で包み隠されていた「意」が表に表出するのです。

その方法はただ一つ、子どもたちがストレス(雲霧)を浴びせられてきた過程の逆をすることです。つまりストレス(雲霧)は、子どもがしたくもないことをやらされる、意味もない我慢をさせられる、自分でできることを周りの大人が先々にやってしまう(過干渉)、過剰に大事にされること(過保護)等々によって蓄積され、それが雲霧となって「意」の周囲にコベコベに取り付いて「意」を覆い隠してしまっているのです。

何度も申し上げていることですが、子どもの遊びというのは興味関心にひかれて遊び始め、その面白さに深く深くのめり込んでいき、とことん最後まで遊びきるというのが遊びそのものの本質なのです。その結果として得られるものは、やり切ったという達成感であり開放感であります。これこそが子どもの心を開放する保育の眼目であり、「心の開放」保育と名付ける所以であります。
こういう遊びを保障してあげることが、「意」の周りにこべり付いた雲霧を徐々に取り去って、その隠された中に眠っていた「意」を呼び起こし、主体性・意欲、やる気、積極性を回復した子どもを育てることにつながるのだと私は信じています。 南無阿弥陀佛(輪番)

1月の一言
「人も草木も虫も同じものは一つもないおなじでなくてみな光る」
自然界のすべての生あるものは、精いっぱいその「いのち」を生きています。それぞれの「いのち」を生きています…。
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2月の一言
「意」の保育
今から30年も前のことになりますが、幼児教育・保育の研究者であります樋口正春先生のドイツ幼児教育研修旅行に参加する機会に恵まれました…。
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親鸞聖人御命日・婦人会例会

 3月の婦人会はコロナウイルス感染防止のため休会いたします。

教如上人御命日・同朋会

生まれた意義と生きる喜びを見つけよう

茨木別院創建の教如上人の御命日を機縁とし同朋会を開いています。
人の身を受けた意義とはなんでしょうか。
人生の本当の喜びとはなんでしょうか。
宗祖親鸞聖人が顕かにされた本願念仏のみ教えに、宗祖に連なりみ教えを大切に頂かれた蓮如上人をはじめとする先人先達のお言葉に、共に訪ね聞いていきましょう。
どなたでも参加いただけます。
有縁の方々のご来院をお待ちしております。
【参加無料】

■日 程:毎月5日・午後1時30分から午後3時ごろまで(予定)
     ※1月5日は休会
■ところ:茨木別院会館1階仏間
■持ち物:念 珠・『真宗大谷派勤行集(赤本)』お持ちでない方には貸出しいたします。
■講 師:加藤 恵 氏(茨木市・教圓寺住職)

次回開催予定 3月の同朋会はコロナウイルス感染予防のため休止いたします。

みほとけの歌の会

“みほとけの歌の会は、茨木別院の本堂並びに会館を練習場所にお借りして皆様と真宗の教えに触れながら、唱歌や仏教讃歌に歌謡曲など色々な歌に挑戦し、北端盛子先生と共に楽しく練習しています。
またみほとけの歌の会の会員には、ご門徒様だけでなく一般の方々にも広く呼びかけて、参加いただいております。
是非お友達をお誘いの上、気軽にご参加下さいますようお願いします。
興味をお持ちの方は一度見学にいらしてください、大歓迎です。“

※毎年報恩講の音楽法要で合唱しております、ご一緒に歌いましょう。
お問い合わせ先 茨木別院 TEL:072-622-2903
練習は毎月第2月曜日の午後1時半より2時間(1月はお休み)
会費(4月~9月) ¥5,000
会費(10月~3月) ¥5,000(懇志含み)
2020年度の
練習予定日
1月 お休み
2月10日(月)
3月16日(月)
4月13日(月)
5月11日(月)
6月8日(月)
7月13日(月)
8月 お休み
9月14日(月)
10月12日(月)
11月9日(月)・15日(日) 報恩講
12月14日(月)

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