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教えに触れる

輪番の一言

 子どもの「育ち」(続き)

(前号3月号から続きます。再度3月号を読んでいただいて、今月の文章を読んでください。)

就学前教育の世界では「育ち」ということを最も大切なものと位置付けています。
「育ち」とは、子どもたちがこれから大人になっていくための「生きる力」を育むことであります。「生きる力」とは、意欲をもって生きること、発想とか創造力を発揮し、主体的に生きていくこと、そのようなものを身に着けていくことが「育ち」であります。

そうではなくて、知識が身につくこと、何かが出来るようになることだけが「育ち」であると思っていらっしゃる方もおいでのようです。そのことに関して、前号の保育実践を報告した保育士が言っていました。「子どもって、何回も繰り返したり訓練すれば、何でも覚え、何でも出来るようになるものです。しかも大人もびっくりするような見事なことも出来るんですよ。」と。けれども子ども自らが意欲的に活動(あそび)し、自分で発想したり創造したりしない限り、「ヤッター」というあの感激や感動は出てきません。繰り返しや訓練の果てにはそのような感動は生まれてこないように思います。そういう保育で身についたものは無駄ではありませんが「育ち」とは言いません。

今の子どもたちは「指示待ち人間」が多いと言われています。皆さんは、言われたことしかできないような子どもなんて望んでいないですよね。もっと自分で考え、判断し、さらにいろんなことを豊かに発想できるような子どもに育てたくはありませんか。

保育(の世界)では、おおざっぱに別けて、設定保育と自由保育という形態があります。自由保育とは前月3月号で紹介しました実践報告のような保育形態のことです。設定保育とは、保育者がカリキュラムと称する保育の計画をたてて、その達成目標に向かって教育的指導という手法を用いて保育を進めていく形態です。この形態では、例えば絵画でいえば、クラスのみんなの絵がよく似た作品になりがちです。造形作品でいえば、みんながそろって同じような、よく似たものを作ることになってしまいます。それはそのはずです。先生が達成目標をたてそれに向かって指導する、子どもたちは自由意志は出さず、指導されたことに忠実に従って作品を仕上げていくものですからそうなってしまいます。

一方自由保育では、基本的なハサミの使い方、切り方、ノリの使い方、絵の具やパス、絵筆の使い方などは、日常のいろんな場面でそれなりに経験しておくのです。さて絵を描くとなると「昨日行ったイモ堀りで何がおもしろかった?何にびっくりした?ではその時のことを絵に描いてください」程度の導入をするだけです。子どもたちは思い思いにその時のおもしろかったこと、感動したことを絵にあらわします。
みんなそれぞれに違った感動を抱いていますので、それぞれ違った絵が出来上がります。つまりそれは子どもがその時感動したこと、関心を持ったことを自由に描くからです。 現代の保育の世界はこの自由保育が主流となっています。もちろん設定保育の大切なところもあると思います。しかし国の方では長い時間をかけて、子どもが育つ場としての保育現場をどうしたらいいのかという論争がつづきました。
出てきた結論が「子ども園」構想であります。従来、保育園が長年培ってきた自由的な保育の中にこそ子どもが「育つ」大切な要素があると見たのです。

そして国の決断として今後将来にわたって日本の幼児教育(就学前教育)施設をすべて「子ども園」化していく方向が打ち出されたのであります。現実はすべての施設(幼稚園と保育園)が子ども園化されるにはもう少し時間がかかりそうです。
しかし時の流れは、子ども園に移っていく潮流がはっきりと表れてきています。
「遊び」を中心とした自由的な保育は、時代の流れによって多数派になり、いわゆる教育といわれるものの一端を担ってきた設定保育を中心に据えた保育は少数派になりつつあります。 南無阿弥陀佛(輪番)

4月の一言
子どもの「育ち」(実践例)
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親鸞聖人御命日・婦人会例会

次回予定 8月28日(土)中止いたします。

毎月28日の親鸞聖人の御命日に茨木別院会館を会場として婦人会を開催しています。
茨木別院輪番が講師としてお話しています。
毎月異なるテーマでお話していますので途中からでも気軽にご参加いただけます。
みなさんのご参加お待ちしております。

教如上人御命日・同朋会

生まれた意義と生きる喜びを見つけよう

茨木別院創建の教如上人の御命日を機縁とし同朋会を開いています。
人の身を受けた意義とはなんでしょうか。
人生の本当の喜びとはなんでしょうか。
宗祖親鸞聖人が顕かにされた本願念仏のみ教えに、宗祖に連なりみ教えを大切に頂かれた蓮如上人をはじめとする先人先達のお言葉に、共に訪ね聞いていきましょう。
どなたでも参加いただけます。
有縁の方々のご来院をお待ちしております。
【参加無料】

■日 程:毎月5日・午後1時30分から午後3時ごろまで(予定)
     ※1月5日は休会
■ところ:茨木別院会館1階仏間
■持ち物:念 珠・『真宗大谷派勤行集(赤本)』お持ちでない方には貸出しいたします。
■講 師:加藤 恵 氏(茨木市・教圓寺住職)

次回予定 2021年8月5日(木)中止いたします。

みほとけの歌の会

“みほとけの歌の会は、茨木別院の本堂並びに会館を練習場所にお借りして皆様と真宗の教えに触れながら、唱歌や仏教讃歌に歌謡曲など色々な歌に挑戦し、北端盛子先生と共に楽しく練習しています。
またみほとけの歌の会の会員には、ご門徒様だけでなく一般の方々にも広く呼びかけて、参加いただいております。
是非お友達をお誘いの上、気軽にご参加下さいますようお願いします。
興味をお持ちの方は一度見学にいらしてください、大歓迎です。“

2021年4月の活動をもって一時休会いたします。

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