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教えに触れる

輪番の一言

念仏もうすところに 立ち上がっていく力が あたえられる

私などは真宗のお話をするとき、お念仏を申すということは「生きる力があたえられる」とか「生きいきと生きる力が与えられる」とか、右のことばのように「立ち上がる力があたえられる」のですとよく言います。前後の説明が無くて、この言葉だけを取り出して言ってみても何のことかさっぱりわかりませんね。何でそんなことになるのという疑問ばかりが残るに違いありません。そこでその前後の説明を少ししてみたいと思います。

真宗の教えを聴聞するとき、たびたび「真実」とか「まこと」という言葉が行き交います。真宗の「真」という文字が「真実」を顕わすことばです。故に真宗におきましてはとりわけ大切な文言であります。ところで私たちは、善い心の中身として「真実心」とか「まことの心」に強い関心をおぼえ、その心を追い求め、身に具えたいと常に願っているようであります。その証拠に、自分としては少しの善意を発揮して良いことをしたとしても、すぐに自分を褒め、人にも自慢してしまいがちであります。

しかし、真宗の人間観、つまり親鸞聖人が人間というものをどのようにおさえていらっしゃるかというと、人間には「真実」「まこと」のこころなど微塵もないと言いきっておられるのです。では、「真実」「まこと」の心はどこにあるのかと言えば、それはすべて一切合切(いっさいがっさい)阿弥陀さまの側にある。「真実」「まこと」はそれそのものが阿弥陀如来の持ち物であり、阿弥陀さまのお心なのであります。それならば「真実」「まこと」の心など微塵もないといわれる私たちはいったい何者なのか。

さて、どう考えてみても私たちは都合よく生きることを日常としています。つまり私たちは、いかに都合よく生きていくかというところに立つしかできないのです。この「都合よく生きる」ことがすべての人に備わっている本性なのです。しかし都合よく生きようとすると、都合よく生きられないことばかりが次からつぎへと私を襲ってきます。その時、頭をもたげてくるものが(実はこれが私たちの側にある持ち物なのですが)、怒りや腹立ち、妬(ねたみ)や嫉(そねみ)がこの身と心を煩わします。これを「煩悩」と教えられています。そして煩悩に引きずりまわされ、煩悩にひっかきまわされて、「真実」をまったく見えなくされている人のことを凡夫というのです。煩悩具足の凡夫ともいわれます。

さて、話は前にもどりますが、「真実」「まこと」はほとけさまのおこころ、人には「真実」「まこと」は微塵もない。それなら「真実」「まこと」は私たちとは全く無縁のもの、まったく触れられないものなのでしょうか。教えの中には「慚愧」ということがあります。慚愧とは、「都合よく生きようとする」私、つまり煩悩に引きずりまわされて、迷いに迷って苦悩しているこの私に、誠に「身勝手」(不真実)であったと、ハッと目を醒されること(これを慚愧という)があるのですが、私に目を醒まさせるはたらきが、仏さまのおこころ(「真実」「まこと」)なのであります。そう信じることができるようになるのは、仏さまの教えを聞くこと(聞法)を通す以外にはないのです。

そんな時、身勝手で不真実極まりないこの私が、今ここに間違いなく生きているではないか。この事実は一体何か?それはこの私を「生きよ!」と支えていてくれる人がいる。このいのちを生かせているものがある。生きよと背中を押しているものがある。それを自覚した時、この怠惰な私を立ち上がらせるのであります。 南無阿弥陀佛(輪番)

4月の一言
いのち
「いのち」を大切にするということは、真宗大谷派だけでなく、あらゆる仏教教団及びその他の社会団体等で盛んに言われ大切にされています…。
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6月の一言
「意」の保育(前号からのつづき)
前号で私が提唱する「意の保育」について、ドイツの研修で学び取ってきたことをお話しいたしました…。
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親鸞聖人御命日・婦人会例会

次回予定 7月28日(火) 午後1時半より
※6月の婦人会例会はコロナウイルス感染防止のため中止いたします。

婦人会は毎月28日午後1時半より
婦人会例会では現在、「仏説阿弥陀経」をテキストにして学んでおります。
「阿弥陀経」はなじみの深いお経ですが、案外内容についてはあまり知られてない様に思います。
じっくりと時間をかけて共に学びを深めて行きたく思っています。
気軽にご参加下さい。

教如上人御命日・同朋会

生まれた意義と生きる喜びを見つけよう

茨木別院創建の教如上人の御命日を機縁とし同朋会を開いています。
人の身を受けた意義とはなんでしょうか。
人生の本当の喜びとはなんでしょうか。
宗祖親鸞聖人が顕かにされた本願念仏のみ教えに、宗祖に連なりみ教えを大切に頂かれた蓮如上人をはじめとする先人先達のお言葉に、共に訪ね聞いていきましょう。
どなたでも参加いただけます。
有縁の方々のご来院をお待ちしております。
【参加無料】

■日 程:毎月5日・午後1時30分から午後3時ごろまで(予定)
     ※1月5日は休会
■ところ:茨木別院会館1階仏間
■持ち物:念 珠・『真宗大谷派勤行集(赤本)』お持ちでない方には貸出しいたします。
■講 師:加藤 恵 氏(茨木市・教圓寺住職)

次回予定 7月5日(日) 午後1時半より
※6月の同朋会はコロナウイルス感染防止のため中止いたします。

みほとけの歌の会

“みほとけの歌の会は、茨木別院の本堂並びに会館を練習場所にお借りして皆様と真宗の教えに触れながら、唱歌や仏教讃歌に歌謡曲など色々な歌に挑戦し、北端盛子先生と共に楽しく練習しています。
またみほとけの歌の会の会員には、ご門徒様だけでなく一般の方々にも広く呼びかけて、参加いただいております。
是非お友達をお誘いの上、気軽にご参加下さいますようお願いします。
興味をお持ちの方は一度見学にいらしてください、大歓迎です。“

※毎年報恩講の音楽法要で合唱しております、ご一緒に歌いましょう。
お問い合わせ先 茨木別院 TEL:072-622-2903
練習は毎月第2月曜日の午後1時半より2時間(1月はお休み)
会費(4月~9月) ¥5,000
会費(10月~3月) ¥5,000(懇志含み)
2020年度の
練習予定日
1月 お休み
2月10日(月)
3月16日(月)
4月13日(月)
5月11日(月)
6月~9月 お休み
10月12日(月)
11月9日(月)・15日(日) 報恩講
12月14日(月)

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