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2018/1謹賀新年
新年あけましておめでとうございます。崇敬ご寺院様並びにご門徒の皆様方には、旧年中は何かとご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。本年も何卒、よろしくお願い申し上げます。そして2023年にお迎えする「宗祖親鸞聖人御誕生八百五十年・立教開宗八百年」に向けて、新たな歩みを進めて参りたいと存じます。 昨年末、恒例である今年の漢字が選ばれました。複雑な気持ちであるが、結果「北」であった。思い返せば、突然警報やJアラームが鳴り響き、何かと危うく騒がしい一年であった様に思える。 あの痛ましい戦争から73年の月日が経つ。私自身も激動の貧しい時代を経験してきたからこそ声を大にして訴えたい。核兵器のない、争いのない「平穏な世界」を願うのである。今この時代を「戦後」から、決して「戦前」にしてはならない。だからこそ人間の都合や独断で、憲法9条の改憲はあってはならないことである。 頑なな者同士がぶつかれば、必ずどちらも壊れるものであり、憎しみを生むところには必ず憎しみが生まれ続けるのである。大切なことは、真実なる仏の智慧(仏法)によって、人間の「暗闇」が照らし出され、そして互いに認め合うところに「和の心」の道が開かれるのであろう。 「世のなか安穏なれ、仏法ひろまれ」。親鸞聖人の御言葉が一層響くのである。 南無阿弥陀佛(輪番)

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