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- 2018/6和国の教主
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四天王寺の西大門前の石鳥居石碑の横に、「平成34年厳修 聖徳太子1400年 御遠忌 総本山四天王寺」という大きな駒札が掲げてある。没後1400年にあたる聖徳太子は、日本に初めて仏教を取り入れ、日本の仏教の基礎を築かれ、そして日本に仏教を広めてくださった方です。親鸞聖人も「和国の教主」、つまり日本のお釈迦様であると非常に尊敬され、多くの和讃を作られ讃嘆されておられます。
聖徳太子といえば、やはり日本最初の憲法である「十七条憲法」ではないでしょうか。この憲法の第一条に、「和らかなるをもって貴しとし」と述べられています。まず、皆が争いをせず、お互いに協調し、すべての人を認め合って生きる「和」の心が大事であると説かれています。
そして第二条に、「篤く三宝を敬え。三宝とは仏(ほとけ)・法(のり)・僧(ほうし)なり」と、仏教精神に帰依することを根本とされています。ここが一番肝心なことである。「仏宝」とは、真理に目覚められた方を敬いなさい。「法宝」とは、真理を説かれた教えを敬いまさい。「僧宝」とは、その教えを伝え集える方々を敬いなさい。この仏教精神に帰依することで、世の中の曲がった考えが、正されると説かれています。
聖徳太子は、仏教の平等・平和・恭敬という精神を基本として、日本の国を築かれたのである。今一度この聖徳太子の願いを大切にしていきたいものである。
南無阿弥陀佛(輪番)
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